理学療法士のパラスポブログ

障がい者スポーツを通してより良い社会の実現を!理学療法士に何ができるか考えます。理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/クラシファイヤー

フィジカルテスト

最近はずっと宮古は寒いです。でも、盛岡は宮古より3℃くらい気温が低いです。

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いつも使っていたグラウンドもすっかり真っ白。

寒すぎて、岩手の中でも宮古で良かったと心から感じます。

 

そんな寒い盛岡で、フィジカルテストを行ってきました。

先週は雪で断念しましたが、今回は道中、雪もなく、無事に盛岡へ到着。

 

測定項目は、この先も測定し続けられるように、

・身長/体重

・握力

・立ち幅跳び

・20m走(ボールあり・なし)

・ステップ50

・シャトルラン

とシンプルに。

 

Physical Performance of Individuals With Intellectual Disability: A 30-Year Follow-Up

www.ncbi.nlm.nih.gov

という先行研究によると、
中等度の知的障がいのある成人(男性33名、女性44名)を30年間調査したところ、男性はちょっと太り気味で、女性は肥満体でした。知能指数(IQ)の影響は、バランス能力と手先の器用さに大きく影響していました。性差は大きかったですが、IQに照らし合わせるとダウン症候群では差はなかったそうです。

 

サッカーができる岩手FIDの選手はおそらく、中等度ではなく、“軽度”の障がい、と思われます。BMIはバラツキが大きそうですが、確かにバランスや器用さには問題がありそうです。筋力や持久力は個人差は大きそうですが、優秀な選手は結構優秀。

特に気になったのは、クロスステップやサイドステップに難渋する選手が多く、切り返し動作に時間がかかっていること。やったことない動きをテストするのもどうかと思いましたが、その結果をどう判断するかはこれからの課題です。

 

チームに関わり始めてから、なんとなく感じていたことも、今回こうやってテストをすることで明確になってきます。半年後や1年後に再測定することで、選手の成長も分かります。

提案に応じてくださり、当日も測定してくださった監督やコーチに感謝します!

結果をまとめて、早めに選手・コーチにフィードバックできるよう頑張ります。

 

フィジカルテストの次はフィジカルトレーニング!ということで、練習中に体幹トレーニングも始まっています。

プレーの面ではお手本は見せられませんが、トレーニングくらいちゃんと見せられるよう動かねば…

  

 

Return to Life Through Contrology ?リターン・トゥー・ライフ・スルー・コントロロジー? ―ピラティスで、本来のあなたを取り戻す!

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