日本障がい者サッカー連盟
4月1日に、「日本障がい者サッカー連盟」が発足しました。
JIFF;Japan Inclusive Football Federation
(「障がい者サッカー」と“Inclusive Football”では随分響きが違う気もしますが(^^; )
とにかく、そういう連盟ができたのは素晴らしいことだと思います。
会長は北澤豪さん。
どんな障がいがあっても、サッカーを通じて繋がれる。
障がいの有無を問わず、同じ競技をプレーして、応援できるってのはまさにインクルーシブだと思います。
ただ、連盟を作ることが目的ではなく、何をするかが重要です。
障がい者サッカーハンドブックによると、47都道府県のうち、選手もしくはチームがあるのは、
知的障がいサッカー;32/47
聴覚障がい者サッカー;23/47
脳性まひ者サッカー;19/47
ブラインドサッカー;11/47
アンプティーサッカー;6/47
パワーチェアサッカー(電動車いす);23/47
と、47都道府県どこでも、だれでも望めばチームに練習環境にアクセスできるわけではありません。
サッカーに関わらず、障がい者スポーツが選手不足なのは卓球バレーの記事の時に書きました。
でも、野球やバスケ、ラグビーなど他の競技と競技人口の確保を争うのは健常者でも同じ。
そこでより重要性を増すのが、プロスポーツ。
「サッカー」という競技が面白ければ面白いほど、健常者でも障がい者でも、参加したいと思う人は増えるはず。
あとは、「やりたい!」と思う人がいたとしても、指導者がいなければ難しい。
本格的な指導はJFA公認指導者や障がい者スポーツコーチの仕事になると思いますが、窓口となる初級・中級障がい者スポーツ指導員の役割も大切になってきます。
障がい者スポーツ指導員と公認指導者のダブルライセンスの人も増えると良いですよね。
もう一つ期待することは、Jリーグクラブによる本格的な障がい者サッカーへの支援です。
横浜Fマリノス・フトゥーロのように、Jリーグクラブが障がい者サッカーを金銭面・技術面・環境面で支援してくれれば、よりアクセスしやすくなります。
岩手県障がい者サッカーチームも「グルージャ盛岡・○○」みたいな。
そのためにも、やっぱりプロチームにはもっと強くなってもらわないといけませんね、特にグルージャ。
将来的には障がい者サッカーも、日本代表と同じユニフォームを着れる日が来るんでしょうか。
そんな日も楽しみに待ちたいと思います(^O^)