理学療法士のパラスポブログ

障がい者スポーツを通してより良い社会の実現を!理学療法士に何ができるか考えます。理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/クラシファイヤー

鉄道弘済会義肢装具サポートセンター

今日は講師である臼井先生の勤務先である鉄道弘済会義肢装具サポートセンターについて。

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義肢装具サポートセンターでは臼井さんのような義肢装具士が30名、理学療法士が3名在籍しており、医師・看護師とともに義肢装具の作製やリハビリテーションを行っています。

 

さて、この義肢装具サポートセンターですが、もともとは旧国鉄キヨスクの売り上げを元に、労災(鉄道関係)で腕や足を失った人へ義肢や義手を作るようになったのがきっかけで東京義肢製作所として始まったということでした。

 

そのキヨスクは、1932年に鉄道事故などで働き手を失った遺族(妻)に仕事を与えるために東京駅構内で売店を開いたことで始まったそうです。

 

東京義肢製作所が始まったのが1944年、もう70年以上前!

半世紀以上も前から、義肢装具を作り続けている、本当に歴史のある施設なんですね。

そういう支援体制があったのも知りませんでした。

 

今は労災事故自体が減っているため、切断に至る原因は糖尿病や腫瘍が多くを占めているそうです。

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厚生労働省ホームページより)

 

臼井さんもスポーツ選手ばかり診ているわけではなく(そんなイメージが強いですが、、、)、おそらく日々の臨床業務は高齢者を相手にすることが多いのでしょう。理学療法士と一緒ですね。

 

最近は海外(中国、ロシア)からの来訪も多く、他院からの紹介で義足の作製・リハビリテーションを行うことも多いようです。

 

そういえば、駅で見かけるのはキヨスクではなくNEW DAYSばっかりのような気がします。今はさすがにキヨスクの売り上げが義肢装具サポートセンターへ、というわけではないと思いますけど、見かけたらなるべくキヨスクで買い物しようと思います笑