理学療法士のパラスポブログ

障がい者スポーツを通してより良い社会の実現を!理学療法士に何ができるか考えます。理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/クラシファイヤー

電動車椅子サッカー クラス分けまとめ

元号まであと1ヶ月!

気付いたら4月です。そんな4月に東中野電動車椅子サッカーの映画が絶賛公開中です。

https://keru.pictures/

Twitter電動車椅子サッカーのクラス分けについて描かれているシーンもあると聞いて、俄然興味が湧きました。

東京オリンピックパラリンピックのボランティア説明会への参加も兼ねて来週観に行くことにしました。

 

そこで鑑賞に向けて電動車椅子サッカーのクラス分けのまとめ。

(日本語版も出てますが、英語で読む習慣なので英語版から参照。誤訳は許してください。コメントはあくまで主観。批判じゃなくて疑問です。悪しからず。)

【参加要件】

・Neurological Impairment including spastic hypertonia,dystonia,athetosis and ataxia

 痙攣性筋緊張亢進、ジストニア、アテトーゼ、運動失調を含む神経障害

・Myopathies including muscular dystrophy

 筋ジストロフィーを含む筋障害

・Spinal cord lesions 

 脊髄損傷

・Orthopaedic impairments

 整形外科疾患

選手はこのどれかの障害がある必要があります。(わざわざIPC Classification Codeと別の用語を使ってる理由ってなに??)

Minimal Eligibility Criteria(最低出場基準)が書いてないけど、電動車椅子を常用してればOK?

 

【スポーツクラス】

電動車椅子サッカーでは

姿勢コントロール、頭部コントロール、運転技術から

PF1(重度障害)

PF2(中等度から軽度障害)

の2クラスに分かれるようです。

 

【評価方法】

そのスポーツクラスは

1.身体評価

2.技術評価

3.パフォーマンス観察

の3つで評価します。車いすラグビーと同じですね。

電動車椅子サッカーに特徴的な機能評価としては以下の6つが挙げられています。

・姿勢コントロール

・ドリブルスキル

・頭部コントロール

・反射反応と協調性

・持久力、耐久性

・コミュニケーション

(マニュアルにはThe five main areasって書いてあるけど、項目は6つありません?)

そして、それぞれは特に決まった点数とかはなく「全体的に」評価すると書いてあります。(…え?裏マニュアルでもあるのかな?)

 

この6つの項目がどういう状態だとPF1なのかPF2なのかも書いてありますが、

Moderateとかpoorとかfairとかdifficultとかsevereとか抽象的な単語が並んでいるため、マニュアルを読んだだけじゃ分かりません。

 

というわけで簡単に電動車椅子サッカーのクラス分けについてまとめてみました。

詳しくはホームページからマニュアルをご参照ください!

http://www.web-jpfa.jp/football/class.php

結局、姿勢や協調性、ドリブル技術等からPF1とPF2(と該当なし)を判断するのは分かりましたが、どこからどこまでがPF1で、どれくらいだとPF2になるのか全然分かりませんでしたので、詳しい方、教えてください。そして、協会の方、クラス分け講習会の開催を是非ともお願いします!