第18回ウィルチェアーラグビー日本選手権大会&クラシフィケーション講習会
ちょっと遅くなりましたが、先週12月16-18日に開催された、
三井不動産第18回ウィルチェアーラグビー日本選手権大会を観に行ってきました。
インターネットやテレビでは見てましたけど、生で観戦するのは初めて。
想像以上の迫力に圧倒されました。
え?こんな激しいの?
首、大丈夫??
って感じです。(あんまり大丈夫じゃないみたいですけど)
リオ・パラリンピックでの銅メダル効果もあり、かなりお客さんも入ってましたし、東京パラリンピックに向け、大注目な競技です。
その大会中に同時並行で開催されたクラシフィケーション講習会にも参加させていただきました。クラシフィケーション=クラス分け、ということで、ウィルチェアーラグビーでは選手は障害の程度に応じて0.5点~3.5点に分けられます。
1チーム4名の選手の合計が8.0点までと決められ、
「0.5+1.5+3.0+3.0=8.0」みたいな感じでチームを組みます。
そのクラス分けは筋力を中心とした「身体評価」、車いすやボールの操作能力による「技術評価」、試合中の動きを観察することによる「観察評価」により判定されます。
筋力や関節可動域を測って、動作を観察・分析するってまさに理学療法士の仕事そのものですよね。
・トレーナー
・障がい者スポーツ指導員
・コーチ/監督
・審判
・ボランティア
と多岐に渡りますが、
・クラス分け委員
というのも大事な役割です。
実際、パラリンピック競技や全国障がい者スポーツ大会のクラス分けには理学療法士の方々が多く関わっておられます。(他には作業療法士や医師など)
普段、知的障がい者サッカーチームのトレーナーと卓球バレーの普及員を中心に活動していますが、「クラス分け」の視点から関わることも勉強になると思い、講習会には応募しました。
確かに勉強になりました!
特に試合中の観察では、何も考えていないと見逃してしまいそうな細かい動きや反応を見ることの大切さを教えていただきました。普段あまり四肢麻痺の方を担当することも少ないですし、全然見れてないことばかりなのが分かりました。
これから試合数をこなして、目を鍛えていかないといけないですね。。。
大会期間中はまとまった時間参加しないといけませんが、トレーナーとして毎日、毎週帯同しなけれないけない、っていうのよりは負担が少ないかもしれません。これから障がい者スポーツに関わりたいっていう方にも「クラス分け」はおススメです。理学療法士の専門性も活かせますし。
あと、クラシファイヤー(クラス分けする人)にはレベルがⅠ~Ⅳまであって、Ⅱ以上では国際大会でもクラス分けすることができます。
ディスカッションできるくらいの英語力が求められるようですが、世界を目指せるってのもポイントですね!
これからクラシフィケーション部会に所属して勉強させていただくつもりです。
最後に、ウィルチェアーラグビーに興味を持っていただいた方にお勧めの映画。
タイトルからはヤバそうな映画に聞こえますが、そんなに激しくないのでご安心を。
アメリカの障がい者のリアルな姿が見れて勉強になります。クラス分けの勉強のつもりで見てましたが結局気付いたら普通に観てました。