理学療法士のパラスポブログ

障がい者スポーツを通してより良い社会の実現を!理学療法士に何ができるか考えます。理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/クラシファイヤー

A battery of strength tests for evidence-based classification in Para swimming

パラ水泳での根拠に基づいたクラス分けのための筋力評価バッテリー

 

この研究では、パラ水泳における根拠に基づいたクラス分けのために等尺性筋力評価の妥当性を検証した。30名の健常者と42名の身体障害のあるパラ水泳選手が、自由形泳法での運動制限を説明するためにデザインされた等尺性筋力評価バッテリーを実施した。
利き肢、非利き肢の筋力や対称性に関わる測定方法は、健常者群で信頼性のあるとされた4つの筋力評価を参考にした。
パラ水泳選手は健常者に比べ、筋力評価で低い値を示し、筋力評価バッテリーはランダムフォレスト演算法(機械学習)を用いて、95%のパラ水泳選手をクラス分けすることができた。ほとんどの筋力測定法でパラ水泳選手の自由形での最大水泳速度との間で軽度から中等度の相関が見られた。
しかし、筋緊張亢進や筋力低下を伴うパラ水泳選手を単独で分析したところ、相関はほとんど見られず、パラ水泳における障がい特有の運動制限を強調する結果となった。まとめると、筋力評価バッテリーはパラ水泳クラス分けにおいて選手の筋力低下を推測し、最低出場要件基準を先導し、そして、パラ水泳パフォーマンスにおける筋力障害の影響を明確にするためには有効である。

https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/02640414.2018.1504606

 

【感想】

結局、本文が読めないとどんな筋力評価を行なったか分からない!