理学療法士のパラスポブログ

障がい者スポーツを通してより良い社会の実現を!理学療法士に何ができるか考えます。理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/クラシファイヤー

知的障がい者サッカー

今日は知的障がい者サッカーについて。

私は今年の8月から岩手FIDという岩手県知的障がい者サッカーチームに帯同させていただいています。

FIDとはFootball for Persons with Intellectual Disabilityの略です。

日本知的障がい者サッカー連盟のHPはこちら。

jffid.com

協会の略称も”JFFID"です。

岩手県チームの情報は、というと、一応岩手県障がい者社会参加推進センターのHP内にあります。

http://www.iwashin.or.jp/center/

が分かりづらいですよね。スタッフミーティングで伝えときました。

 

 

「知的障がい者サッカー」

 

と言っても、パッと見た感じ、普通のサッカーです。

その中で、主に怪我の予防とフィジカルトレーニングを担当しています。

 

パッと見は普通のサッカーですが、選手の中にはボールを蹴ると足が内旋して上手くボールに力を伝えられなかったり、股関節と膝関節を連動させることができず、パワーのあるボールが蹴れなかったり、方向転換やステップなどの細かい動きが苦手だったり、とそれぞれ課題があるように感じます。

 

ウォーミングアップをしていても、指示に従って動くこともできれば、混乱してしまうこともあります。

そこは自分の指導力、コミュニケーション能力の低さを痛感しています。

 

障害予防に関しては、基礎的な筋力や協調性に課題を感じています。

そもそも手足で自分の身体を支えることができない選手もいる。

 

まずは基本的な身体機能を向上させる、ここを目標に来年のいわて大会に向けて活動していきます。

理学療法士が知的障がい者スポーツと関わることは多くないかもしれません。しかし、身体の動かし方や基本的な運動能力に関して、理学療法士ができることは結構あるんじゃないか、と感じています。

 

サッカーは人数的に無理でも、フットサルなら沿岸でもできるんじゃないか?

選手の発掘と言う意味も含めて、宮古でも知的障がい者サッカーを広めたい!