カナダカップ2018
4年ぶりの海外、カナダへ行ってきましたー!
クラシフィケーション(クラス分け)の国際資格を取得するため、ウィルチェアーラグビーのカナダカップ2018へTrainee(研修生)として参加してきました!
会場はバンクーバーオリンピックで使われた会場で、とっても綺麗。
6/13〜17に日本、アメリカ、オーストラリア、カナダ、スウェーデン、デンマークの6カ国で熱戦が繰り広げられました。
最初は見学から、と勝手に想像していて(というか、そう聞かされていた)、のんびりしていましたが、初日スタートからガッツリクラス分けに参加。徒手筋力テストの方法から試合観察まで本当に多くのことを学ばせていただきました。
結果としては、レベル2インターナショナルという国際資格を取得することができました!ヨカッター(^o^)
連盟や職場など多くの期待と責任を感じ、今までにない緊張感で臨んだ今回のカナダカップでしたが、結果としては本当にありがたい結果となりました。
これで、国内では8人目(地域限定含む)の国際クラシファイヤー、ウィルチェアーラグビー以外でもたぶん29人目の国際クラシファイヤーになることができました!!!
でもまだレベル2。パラリンピックや世界選手権でのクラス分けを行うにはレベル4にならないといけません。やっと一歩目を踏み出したばかり。
とにかく必要なのは
英語力
と
職場の理解
だと思います!
文字通り、朝から晩まで(だいたい8:00〜22:00)、世界中から集まったクラシファイヤーと一緒に過ごします。専門的な話よりも雑談の方が多いわけで、英語によるコミュニケーション能力、雑談力が求められます。
そして、国内に比べて、選手の特徴や疾患の多様性も桁違い。積極的に国際大会に参加し、経験を積む必要があります。そこで必要なのはやっぱり職場の理解。1週間前後の休みを取るのは日本社会において簡単なことじゃないですよね…
でも、それさえクリアすればパラスポーツを通して海外に出て活動するチャンスは結構あると思います。トレーナー、審判、クラシファイヤーなどなど。
英語を言い訳にするのは、ホントいい加減にやめましょう。
僕はもう英語のことを気にしなくて済むように勉強します。英検1級、IELTS7.0を目指します!この辺は努力でなんとかなることなので、そんなことでやりたいことを諦めたくありませんから。
今大会で日本代表は過去最高の準優勝という結果でした。決勝で負けたのは残念ですが、確実にレベルアップしています。審判やクラシファイヤーなどレベルアップできることはまだまだあるはず。選手に負けてられません。
大会期間中には他のクラシファイヤーや審判とCanadian Footballを観に行きました!カナダのスポーツ文化に触れられて、楽しいカナダ滞在でした!
ジャパンパラウィルチェアーラグビー競技大会
久しぶりの更新になってしまいました…
今日は千葉市で開催中のジャパンパラウィルチェアーラグビー競技大会の3日目!
最終日よりも試合数が多いのでこの日に試合観察に行きました。
ジャパンパラは一昨年のゴールボールに続き、2回目でしたが、え?こんなにお客さん入ってるの!?ってびっくりするくらい盛り上がっていました。
会場であるポートアリーナの外では他の競技の体験コーナーやイベントステージが設営されたり、まさに東京オリンピックパラリンピックが近づいていることを実感しました。
今回のジャパンパラの出場国は
日本🇯🇵
イギリス🇬🇧
フランス🇫🇷
スウェーデン🇸🇪
の4カ国。
海外の代表チームを生で観れるのはホント貴重な機会。リオパラリンピックや3月のGBカップに出てたチームを観れるのはかなりワクワクo(^o^)o
個人的には来月のカナダカップで国際資格を取る講習会を受けるので、カナダカップに出場する日本とスウェーデンの選手はしっかり確認(と顔と名前を一致させる)したいところ。
ちなみにカナダカップは
カナダ🇨🇦
アメリカ🇺🇸
オーストラリア🇦🇺
日本🇯🇵
スウェーデン🇸🇪
デンマーク🇩🇰
の6カ国が出場します。
(カナダとデンマークの試合は改めてチェックしなくては…)
肝心のスウェーデン代表は主力メンバーが来日していない、とのことで連携やチームの覇気がイマイチな印象で若干残念でしたが、リオパラリンピックに出てた他の選手はチェックできました。
クラシファイヤーとして観るべきポイントは上肢、特に手指の機能がどれほどか、体幹機能はどのくらいあるか、試合全体を通した印象(スピードやパワーなどなど)、というところです。
YouTubeで過去の試合を見れますが、基本的にボールを持った選手を追いかける映像が多いので、観たい部分はなかなか見れない。
その点、生の試合観戦は見たいところを見れるから良い勉強になります。特に、ベンチでの水分補給やグローブの着脱の様子など細かい部分を観察することができます。
でも結局最後の日本vsイギリスの試合は面白すぎて見入ってました笑
明日は3位決定戦フランスvsスウェーデンと決勝日本vsイギリスの試合が開催されます。
お時間がある方はぜひ!
J2リーグ第8節 横浜FC vs アビスパ福岡
天気の良い日はサッカー観戦日和!
久しぶりにJリーグ、そして、ゴール裏*(^o^)/*
叫びすぎて今日の仕事に支障が出るんじゃないかと思いましたが何とか大丈夫でした笑
結果は残念でしたが、試合はとても楽しめました。細かいことはあんまり気にせず、とにかく声出して応援したって感じ。
スポーツ振興のためには、「観に行く」ことはとても大事。
自分が観に行かないのに、「どうやったらお客さんが来てくれるか?」なんて考えても分かるわけないし、観客の気持ちは分かりません。
指導者であれ、トレーナーであれ、スポーツに興味があって携わりたいと思うなら、まず足を運びましょう!
DAZNも良いけど、やっぱりスタジアムが一番ですよー
追記:
https://news.biglobe.ne.jp/sports/0409/spn_180409_8500939246.html
ほら、やっぱりどこも観客数の確保が課題。
ポケモンGO
「スーパーヒューマン誕生!」を読んで以来、すっかり人工知能や仮想現実に興味を持ってしまいました。
人工知能のプログラミングを勉強しようと本屋へ行ってみましたが、全く理解できる気配がありません。結局入門書から読み始めないといけなさそうです。
何冊か図書館で予約しました。
人工知能をテーマにした小説で面白そうなのは、
Musioという小説。これはさっそくamazonで取り寄せて読み始めました。
今まで設定をOFFにしていたsiriも使ってみます。
VR(仮想現実)、AR(拡張現実)を身近に体験できるものとして思い付いたのは、
もはや言うまでもないかと思いますが、実装以来、ほとんどやってなかったので今更ですが、プレイし始めました。
所感としては、AR(拡張現実)とは言え、カメラに映った映像にポケモンを映し出しているにすぎないわけで、そこに存在する現実に合わせて拡張できているわけじゃないのが残念って感じ。
広い公園ならともかく、建物の中だと壁の中にポケモンがいたり、人と重なってしまったり、現実感がありません。
その辺の技術が進歩するともっと面白いのになって感じます。
片麻痺上肢のリハビリテーションには特にこのAR技術が活かせると思っていますが(ミラーセラピーのように)、現実を無視して腕が動いてしまったら学習どころではありません。
兎にも角にも、人工知能や拡張現実の技術はリハビリテーションに活きてくるわけで、それを活用するためにも日頃からそういった技術に触れておくことが大切ですね。
まずはポケモンGOから笑
Musio欲しい...
スーパーヒューマン誕生!
東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻教授である稲見昌彦先生の
スーパーヒューマン誕生!を読みました。
スーパーヒューマン誕生! 人間はSFを超える (NHK出版新書)
- 作者: 稲見昌彦
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2016/02/09
- メディア: 新書
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人間拡張工学の最前線に迫る!っていうから最新の義足や義手のなどの話かと思って買いましたが、そんなシンプルな話ではありませんでした。
もともとは「補綴」から始まったそういった技術は今では「拡張」へと変遷を遂げ、その領域は更に拡大してきています。
例えば、失われた視覚を補う形で発展してきたメガネ、という技術は今では仮想現実VRや拡張現実感ARなど、見えてるものをよく見えるようにするだけではなく、今まで見ることができなかったものを見ることができる技術に発展しています。
そういった五感や身体などの拡張工学が進んでいくと、「いったい、どこまでが自分なのか?」という問題も出てきます。
マトリックスや攻殻機動隊のように「今、現実だと思ってたことが実は仮想現実だった!」なんてことも本当に起こりうるのです。
そういった身体性の変化や人の認知機能にまで話は触れられており、ただの最新技術を紹介した本ではありませんでした。脳科学の本に近い感じ。
いろいろな技術の歴史や最新情報にまで触れられていますし、それを分かりやすくSF映画やアニメで例えてくれるのでイメージしやすく読み進められます。(攻殻機動隊は見たことがなかったから今回を機に観ましたが…)
読んでいて感じたことは、理学療法との親和性が高いなってことです。
関節や筋肉の機能に注目してリハビリテーションを行なったいた時代から、脳科学を中心としたニューロ・リハビリテーションへと変遷を遂げた理学療法と、人間拡張工学はよく似ているように思います。
そして、こういったテクノロジーと人間を結びつけていくのは理学療法士の今後の役割になるんじゃないかと思います!
例えば、脳梗塞で損傷を受けた運動機能や感覚機能を人間拡張工学の力で補っていくことができるようになるとして、その過程でリハビリテーションは必要です。
再生医療に関しても同様かと思いますが、再生医療と人間拡張工学はどちらがより現実的なのでしょうか。
脊髄損傷後、再生医療で損傷した脊髄を再生させるのか、失われた機能をテクノロジーで補っていくのか。
自己決定にも大きな影響を及ぼしてきそうです。
テクノロジーとリハビリテーションについて考えていくとてもいいきっかけになる本でした!
ふと思いましたが、義足は進歩している一方で、片麻痺の装具…進歩してなさすぎるんじゃないの?
シューホン、オルトップ、金属支柱付き…僕が学生の頃から変わってないし、もっと前からずっと同じデザインですよね?ゲイト・ソリューションが出てきたとはいえ、未だによく見かけるプラスチック装具達…もっとどうにかならないの?
当面、僕のリハビリテーション対象は脳梗塞片麻痺であるのでもっと装具について勉強していきたい。
というわけで土曜日は東京で脳血管障がいの装具カンファレンスへ!
テクニカルクラシファイヤー!?
国際ウィルチェアーラグビー連盟より、アナウンスがありました。
http://www.iwrf.com/?page=iwrf_news&id=658
試験的に、「テクニカルクラシファイヤー」というものが始まるようです。
元各国の代表選手で構成されるクラシファイヤーで、従来の医学的なバックグラウンドを持った(医師、理学療法士、作業療法士など)クラシファイヤーとともにクラス分けに携わるようです。
すでに水泳、陸上では技術委員➕医学委員の2名体制でクラス分けが行われている競技もありますし、頚髄損傷だけでなく、神経筋疾患や脳性麻痺の選手が増えてきている中で、よりコート上での妥当性が求められていくんでしょう。
理学療法士としての役割はそれほど大きく変わらないんじゃないかと想像しますが、今までは専門職間で専門用語を用いて議論してたのが、今後はスポーツのバックグラウンドが強い人とも密なコミュニケーションを取っていかなきゃいけなくなるんだろうな、と。理学療法士としての見解をより分かりやすく伝えなければ。
それを国際資格を取れば英語でやっていかないといけません。
ますますコミュニケーションが大事って話です。
英語に関しては自動翻訳システムが更に進めば、同時通訳くらいしてくれそうですが、結局、相手に伝わりやすい言い方や自動翻訳されやすい日本語の選び方が求められるわけで…
最近読みたい(図書館待ち)本はこちら。
働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」
- 作者: 川添愛
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2017/06/21
- メディア: Kindle版
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Wheelchair Rugby Quad Nations
平昌パラリンピックが始まりました!
さっそく日本代表はメダルを獲得し、これからメダルラッシュの予感⁉️
そちらも目が離せませんが、実はウィルチェアーラグビーの大会も昨日から始まっています。
会場はイギリス、レスターです。
サッカー日本代表の岡崎慎司選手がプレーするレスターシティの本拠地ですね。
オフィシャルFBページではウィルチェアーラグビー日本代表と岡崎慎司選手が交流している写真もアップされていました。
もう2日目の日本戦も終わってしまいましたが、残りのスケジュールはこんな感じ。
BBCのウェブサイトで配信もされています。(ライブじゃなくても見れます)
Watch live Wheelchair rugby - Quad Nations - BBC Sport
パラリンピック同様に注目です!
ウィルチェアーラグビーは今月のQuad Nations、5月にジャパンパラ、6月にカナダカップ、8月にシドニーで世界選手権と大会が続きます〜