理学療法士のパラスポブログ

障がい者スポーツを通してより良い社会の実現を!理学療法士に何ができるか考えます。理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/クラシファイヤー

中級障がい者スポーツ指導員養成講習会

おはようございます。

宮古の朝は冷え込むようになり、いよいよ冬が訪れようとしています。

さて、そんな中、中級障がい者スポーツ指導員の養成講習会の追加募集の案内が出ていました。

 

www.jsad.or.jp

 

日程:【前期】平成28年 11月16日(水)~20日(日)

   【後期】平成29年 2月15日(水)~19日(日)

会場:北海道青少年会館コンパス  (北海道札幌市南区
   札幌市身体障害者福祉センター(北海道札幌市西区

 

だそうです。

中級指導員の受講資格は、

・初級障がい者スポーツ指導員取得後2年が経過し、かつ、80時間以上の指導経験があるもの

とされています。

初級指導員を持った人しか受講できませんが、ご都合がよろしい方はぜひ。

中級持ってますが、北海道行きたかった・・・

 

ちなみに、理学療法士は中級を受けるに際して、初級の受講は免除されています。

ですが、初級向けのこの研修会には参加できません。

理学療法士向けの中級障がい者スポーツ指導員養成講習会が別に開催されますので、理学療法士で中級取得を目指される方はご注意ください。

 

このブログは「中級障がい者スポーツ指導員 理学療法士」で検索してたどり着かれる方が多いですが、

①初級指導員を取って、2年経過後、中級を取る

理学療法士の資格を活かして、初級を飛ばして中級を取る

この2パターンで理学療法士は中級障がい者スポーツ指導員を取得することができます。

①のメリットは、学校の先生を初め、理学療法士以外の障がい者スポーツに携わる方との出会いが増えます。どうしても狭い世界に住みがちな理学療法士にとっては、視野を広げる良い機会です。

①のデメリットは、8~10日間の休みを取らなければならないこと、障がいの理解など十分理解している内容を聞かなきゃいけないこと。

 

それに対し、

②のメリットは、通常なら8~10日かかる養成講習会が4日で済みます。同じ分野(障がい者スポーツ)に興味のある理学療法士の仲間に出会えます。

②のデメリットは、やっぱり理学療法士以外の人と出会う機会がありません。4日間で取得できますが、その分学ぶ量が少なくなってしまいます。

 

というわけで、それぞれのメリット、デメリットを理解して取得を目指された方が良いでしょう。

ですが、結局、資格は資格。資格を取っても、その後何も活動しなければ意味がありません。実際に、中級を持っていても、普段は障がい者スポーツに関わっていない人は大勢いると思います。

私は、秋田県で初級を取った後、2年を経ずに、理学療法士向けの中級を取りました。中級講習会での同じ志を持った理学療法士と出会えたのは一生の宝物ですし、1年くらい経っても連絡を取っています。

8日間の講習を受けて、他の職種の方々と学びたかった気持ちもありますが、その後の研修会や日々のトレーナー活動の中でいろんな方に出会うので、それなりにネットワークは広がったと思っています。

 

どちらにしても、最近では障がい者スポーツに携わる理学療法士は減っていると聞いています。東京パラリンピックに向けて、興味を持つ人は増えると思いますが、何度も言うとおり、パラリンピックだけが障がい者スポーツじゃありません。

初級や中級をきっかけに、日ごろの障がい者スポーツの活動に関わる理学療法士が増えることを願っています!